【うんちで見分ける赤ちゃんの体調】うんちが緑色!これって正常?それとも病気?
まだ話すことが出来ない赤ちゃんは体調不良を訴える術がありません。
お母さんお父さんは泣き方や顔色を見て判断する必要があります。
そして赤ちゃんの体調不良のサインはうんちにも表れます。
今回はそんなサインを見逃さない為にうんち事情についてまとめました。
新生児期のうんち【胎便~普通便】
産まれたばかりの赤ちゃんは胎便という黒っぽい粘りのある便をします。
これは産れる前の赤ちゃんがお腹の中で羊水を飲んでいるからです。
その後母乳やミルクを飲む様になると、少しずつ黄色で水っぽい便に変わっていきます。
これを移行便と言います。
さらに母乳やミルクを十分に飲む様になると、黄色でドロドロの黄色顆粒便と呼ばれるいわゆる普通便になります。
ミルクを飲んでいる赤ちゃんは少し硬めのドロッとした便が出ますが、母乳を飲んでいる赤ちゃんは母乳便と言って水っぽい便が出ます。
新生児期は1日に10回以上うんちをすることもあるので、こまめなオムツ替えが必要です。
これって便秘?
赤ちゃんによってうんちの回数は様々なので、1日うんちが出なかったからといって必ずしも便秘という訳ではありません。
便秘かな?と思った時はお腹が張っていないか確認しましょう。
便やガスが溜まっていると赤ちゃんのお腹はいつもよりも張っています。
※赤ちゃんによっては分かりづらいこともあります。
(私は全く分かりませんでした)
機嫌が悪かったり、うんちをしようと顔を真っ赤にして気張っている様な気配があれば便秘の可能性が高いです。
逆にうんちが出ていなくても機嫌が良く、母乳やミルクを良く飲んでいれば問題ないでしょう。
便秘かな?と感じたら、赤ちゃんのお腹をのの字にマッサージしたり、仰向けに寝ている赤ちゃんの足を持って膝をお腹につけるように曲げたり伸ばしたりして、腸を刺激してあげましょう。
それでも出ない場合は、綿棒にベビーオイルをつけて赤ちゃんの肛門を刺激してあげましょう。
便秘になりやすい時期
赤ちゃんによって成長の速さは様々ですが、その成長によって便秘になりやすい時期があります。
新生児期
1日のほとんどを寝て過ごすので便秘になりやすいです。
特にミルクの場合は便が少し硬いので、便の回数が少なくなりがちです。
(私が子どもを産んだ産院では1日1回出ないと綿棒浣腸をしていました)
生後2か月~3か月
新生児の頃はうんちをお腹に溜めることが出来ないですが、この頃になると消化器官が発達し、ある程度のうんちを溜めることが出来るようになります。
それに伴いうんちの回数が減ることによって、便秘になる赤ちゃんもいます。
生後5か月~6か月
この時期になると離乳食が始まります。
固形物を食べる様になると便も少し硬くなるので、いきむ力がまだ弱い赤ちゃんは便秘になることがあります。
うんちが緑色!これは病気?
私も子どもが緑色のうんちをして、病院に駆け込んだ経験があります。
特に問題無いとのことでしたが、腸内環境を整えるための薬を処方して頂きました。
前述した通り、赤ちゃんの成長過程に便秘になりやすい時期があります。
便秘になるということはうんちがお腹の中に留まっている時間が長いということで、その間にうんちが酸化されるため緑色になるそうです。
しっかりうんちが出ていても、腸内細菌の関係で腸内のpHによって緑色になることもあるそうです。
食欲もあり、機嫌が良ければ特に心配する必要は無いでしょう。
危険なうんち
赤ちゃんの体調変化によってうんちが危険信号を出している場合があります。
注意が必要なうんちをしっかり見分け、この様なうんちが出た場合は速やかに受診しましょう。
白色のうんち
赤ちゃんのうんちについて、産院で1番最初に教わるのがこのうんちではないでしょうか。
白色、クリーム色の場合は胆道閉鎖症の疑いがあります。
お米のとぎ汁の様な便で1日に何度も出る場合はウイルスに感染している疑いがあります。
赤色のうんち
いちごジャムの様な便が出る場合は腸重積の疑いがあります。
まれにロタウイルスの予防接種後にも腸重積になる可能性があるので、予防接種後はいつも以上に注意しましょう。
まとめ
まだ消化器官が未発達な赤ちゃんにとっては、1日のうんちの回数や色や形状が変わりやすい時期です。
そして赤ちゃんによってまとめてたくさんのうんちをする子もいれば、こまめに少しずつする子もいます。
機嫌も良く食欲もある場合は問題無いことがほとんどですが、心配な場合はためらわずに受診しましょう。
そして気になるうんちが出た場合は先生に確認してもらう為に、そのオムツを持参するか写真で撮ってから病院に行きましょう。
おしまい