オオサンショウウオの日常

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【実録】母乳で育てたいのに母乳が出ない!母乳育児の為にすべき事とは?~辛い日々から抜け出す方法~

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初めての出産の場合、誰もが一度は悩んだことがあるのではないでしょうか?

私自身も産後は本当に悩まされました。

今回は私の実体験を踏まえ、母乳のあれこれや母乳が出ない時にすべき事についてまとめました。

母乳で育てたいと思っているお母さん、母乳が出なくてお悩みのお母さん、是非こちらを参考にしてみて頂ければ幸いです。

 

 

母乳で育てないとダメ?

結論から言うと、絶対に母乳で育てないとダメということは一切ありません。

ただ、最近は母乳育児推奨の産院も多くなっているので、妊娠中、母親学級や助産師さんとのお話などで母乳育児の必要性を学ぶ機会が増えています。

そして産前に母乳で育てるかどうかを聞かれる産院も多いはずです。

 私は産前あまり母乳育児にこだわりがなかったのですが、それを産院に伝えたところ、再度母乳育児の大切さを説かれました。

 

どちらかというと、本人の意思とは関係なく周囲が強く母乳育児を推奨してくることもあり、「母乳で育てないとダメ」という概念が生まれているように感じます。

 

母乳のメリット・デメリット

メリット

  • 栄養・免疫成分が豊富
  • 体ひとつで授乳出来る
  • 母体の回復が早くなる
  • 欲しがるだけ授乳出来る

デメリット

  • 授乳出来る場所が限られる
  • 母親の嗜好品(酒・煙草)が制限される
  • 乳首を負傷することがある
  • 母親が飲む薬が制限される

人工乳のメリット・デメリット

 メリット

  • 父親でも授乳が出来る
  • ビタミンKが摂れる
  • 赤ちゃんの飲んだ量が分かる
  • 人目を気にせず授乳出来る

デメリット

  • 3時間は空けないといけない
  • 調乳が面倒
  • 出かける際の荷物が増える
  • お金がかかる

 

こうして見ると母乳にはない良さが人工乳にはありますし、人工乳にはない良さが母乳にはあります。

 

※母乳は乳幼児突然死症候群や乳がんのリスクを下げるという報告もありますが、今回は私が実際に感じたメリット・デメリットを紹介しております。

 

母乳はすぐ出るのか?

人それぞれですが「産むと絶対出る」ということではないので、すぐに出る訳ではないと思っておいた方が良いです。

基本的には赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことによってホルモンが分泌されて母乳が出るようになります。

産後2、3日で母乳が溢れ出る人もいれば、産後1ヶ月後に母乳が出るようになる人もいます。

 

私自身、産後1週間母乳が出なくて焦り、悩み、辛かったのですが、今は母乳だけで育てています。

 

母乳が出ない時にすべき事

産後間もない場合は母乳が出なくて当然です。

ですが退院後は入院中と違って助産師さんや産科の先生にすぐ相談することが出来なくなってしまうので、なるべく早く母乳育児を軌道に乗せたいですよね。

 

焦る必要は全くありませんが、入院中に出来ることをしておいて損はないはずです。

 

まずは1日2リットルを目標にたっぷり水分を取り、朝昼晩3食しっかり食べましょう。

 

そして前述した通り、母乳を出す為には赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらいホルモンの分泌を盛んにする必要があります。

ただ、母親と同じく赤ちゃんも初めての授乳です。

吸うのが上手な赤ちゃんもいれば時間がかかる赤ちゃんもいます。

つまり、赤ちゃんに吸ってもらうだけではホルモン分泌に必要な刺激が十分ではない可能性があります。

そこですべき事、それは搾乳です。

 

新生児の頃は頻回授乳が必要なので最低でも2、3時間に一回は授乳の時間があると思いますが、授乳後に搾乳をして下さい。

頻回授乳だけでも産後の疲労困憊の体には相当キツイのでくれぐれも無理のない範囲で頑張りましょう。

 

搾乳機を使うと簡単ですが、毎回搾乳機を使うと乳首を負傷してしまう可能性が高いので搾乳機を使っての搾乳は1日に1回くらいで良いと思います。

母乳が出る様になるまでは手での搾乳でも十分効果があります。

手での搾乳の場合は乳輪を指でつまみながら自分の体側に押し込むイメージで搾乳します。

(無理やりひねりつぶさない様にして下さい)

 

そしてもう一つ大事なことがあります。

産まれて間もない赤ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごします。

お母さんのおっぱいをくわえたとたん安心して寝てしまうということもしばしば。

これだと赤ちゃんに吸ってもらう刺激が足りないので母乳が出ず、またその分ミルクを足すことになります。

しかしミルクは腹持ちがいいので、次の授乳の際も寝てしまうという悪循環になりがちです。

こうならないためにも授乳の方法には試行錯誤が必要です。

寝やすい体制の横抱きで授乳するよりも対面になるよう、自分の太ももに座らせて授乳します。

ただ横抱きよりも不安定なので注意が必要です。

赤ちゃんが倒れないようにしっかりと体を支えてあげましょう。

こうすることで私の場合は寝ずに吸ってくれるようになりました。

 

まとめ

母乳についての悩みは尽きることがないと思います。

母乳育児にこだわりがなかった私でさえ、母乳が出ない自分が情けなくて、子どもに申し訳無くて、度々涙が出てくることもありました。

 

赤ちゃんの体調や母体の疲労具合によっては、どうしても授乳することが出来ない状況だってあります。

 

ただ、子育てにおいて一番大切なことは母乳育児ではなくたくさんの愛情を注ぎ、母子共に健やかであることです。

 

今回は母乳が出るようになるコツとしてご紹介させて頂きましたが、ストレスで母乳が出ないということもあります。

 

時にはミルクに頼ってもいいんです。

 

皆さんくれぐれも無理はせず、赤ちゃんと自分に合った授乳方法を見つけましょう。

 

おしまい